私がコーチとして関わらせて頂きたいと思っているのは、これからの日本をつくっていく人たちです。
今このページを読んで下さっている、あなたのことです。
あなたの内側にあるリソースは、使われることを望んでいる
今、自分の仕事や生活を、どれくらい面白いと感じていますか。
どれくらい楽しんでいますか。
ものすごく面白い。楽しい。やりがいがある。生きがいを感じている。
だとしたら、本当に素晴らしい。
きっと、あなたは「今」を生きている人だと思います。
そのまま今を生き続けることで、さらに面白いものに出会っていくと思います。
まったくもってつまらない。自分の人生はもっと面白くていいはずだ。
もしそう口に出せるなら、あなたは、とても自分に正直な人かもしれません。
それに気づいているなら、変化は、自分が望む時に、いつでも起こすことができます。
その不満や葛藤、もどかしさは、きっと、変化するときの原動力になっていきます。
「そこそこ」?
では、明日、自分の命、あるいは大切な人の命が、終わってしまうとしたら、どう感じますか。
逆に、人生100年と思うと、どう感じますか。
(ちなみに、これはどちらも非現実的な話ではないですね。)
私たちひとりひとりは、生まれながらに、溢れるほどの知性と才能と創造力を持つ存在です。
それらは、私たちの中で、表現されることを待っています。
それらを、自分のやりたいことのために、自分が大切だと思うことのために存分に使っているとき、私たちはとても充実感を感じます。
どんな人も、こういうことは経験があると思います。
誰から指示されたわけでも、頼まれたわけでもないのに、それをやらずにはいられない。
自分でも驚くようなパフォーマンスだった。
アイディアが湧いてきて止まらない。
これは、特別な状態でも、ただのまぐれでもありません。
これが、あなたの本来の姿です。
仕事でもプライベートでも、毎日をこの自分で生きて良いのです。
というか、そうやって生きることこそが、私たちがやるべきことなのです。
あなたが面白く生きない代償
こういう話をすると、自分のやりたいことだけをやるだなんて無責任だ、それでは社会は回っていかない、という声に出会うこともあります。
では、あなたが「面白くない」と思って毎日を生きているとどうなるか。
熱が入らない仕事からは、何も生まれません。
仕事は「処理」されるかもしれませんが、新しいものは生まれません。もう必要ないかもしれない仕事もただ作業や慣習として継続されます。
なのに、その仕事のために、パソコンや電気のためのエネルギー、資料のための紙、移動のためのガソリンなどが膨大に使われています。
それらは、遠く世界各地でリスクを伴いながら開発され、そこから運ばれてきた貴重な資源です。
あなたに部下がいるなら、自分がさほど意味を感じない仕事に部下のエネルギーを使わせることにもなってしまいます。 そして彼ら・彼女たちも、同じようにその仕事のために多大な資源を消費しています。
こういう状態を、私はとても、エコではない、と思ってしまいます。
人と地球の資源が無駄遣いされているように思えてしまいます。
確かに、あなたも部下も、それでお給料は稼げるかもしれない。
けれども、私たちは、自分の時間やエネルギーを、お金のために切り売りして生きていくのでしょうか。
自分が大切だと思うもののために、自分を使いたいのではないでしょうか。
あなたが面白く生きていないとすれば、その影響は人間関係にも出ます。
鬱々としていたり、イライラしていれば、誰だって、人に優しくなる余裕なんてありません。
他にも、人からの思いやりを受け取れなかったり、人を攻撃してしまったり。
また、始終、冷めた気持ちでいたら、人と繋がりを感じることは難しいでしょう。
あなたが面白く生きないことによる影響は、あなたの周囲にも及んでいきます。
そして、もう一つ。
もし、あなたが自分の知性、才能、創造力を100%発揮せずにいるとしたら、
それは、あなたの人生にとって残念なことというだけではなく、社会にとっての損失です。
日本も、世界も、あなたという貴重なリソースを、本来の姿で使うことができなくなってしまいます。
自分一人の中に、あるいは極めて限られた人との間だけに、それらを閉じ込めているとしたら、とてもケチな話です。
あなたが自分を解放して生きることは、ワガママでも何でもありません。
それは、あなたが内側に持っている知恵、才能、想像力、創造力、エネルギーを解放することであり、それらが発揮されてこそ、社会はその恩恵を享受することができます。
周囲の人も、元気をもらいます。勇気づけられます。
あなたが生き生きと生きることを、周りの人も、日本も、世界も、待っています。
どんな場所にいても始められる
みんな、会社を辞めよう!と言っているわけではありません。
むしろ、毎日が面白くないのはこの職場のせいだ、と思っているなら、拙速に辞めてしまう前に、一度立ち止まった方がよいかもしれません。
もし目の前の仕事に全力投入していないなら、本気で、全力で、やってください。自分の知恵と能力の全部を使ってください。心を込めてください。
もしその会議に意味がないと思うなら、誰が議長の会議であれ、あなたのいる場所から、意味のある会議にしてください。
もし会社の中で、理不尽さを感じることがあるなら、あなた自身が正しいと思う行動をとってください。
もし組織のビジョンがイケてないと思うなら、あなたがそれに代わるものを描いて、自分の言葉で語ってください。
今いる場を、自分のビジョンを叶えるための場として使ってください。
今いる場は、自分のリーダーシップをトレーニングする素晴らしい場でもあります。
どうやって?
そんな時こそ、コーチングが役に立ちます。
消耗せずに、リーダーシップを発揮する術があります。
もちろん、新しい旅立ちも応援します。
自分が社会に対して願っていることと属している組織の目指しているところがズレている時ほど、苦しいことはありません。
本当にやりたいことがあるのに、踏み出さないでいるとしたら、もったいない。
そんな時は、新しい道へ踏み出すときでしょう。
自分が信じる道を生きるのは、俗にいう「ワガママに生きる」のは、言うほど簡単ではありません。
勇気がいります。
面白いこと=楽なこと、とは限りません。
全てが思い通りにいくとも限りません。
コミットメントと根気もいるかもしれません。
あなたのビジョンを明らかにするために、
それを保ち続けるために、
いろいろ起きるカオスの中でもしなやかに、そして楽しみながらリーダーシップを発揮するために、
コーチとしてお手伝いできれば幸いです。
リーダーであるあなたにこそ面白く生きてほしい
私は大学卒業後、国際協力銀行に入行しました。日本企業の海外展開を金融で支援する政府系の銀行です。
それは、世界で、日本の企業のプレゼンスを高めたいという思いからでした。
18年半も勤めて、いろいろな国に行き、数百億円の融資も行い、国際会議に出席し、管理職までも務めましたけれども、
この組織での全キャリアを振り返ってみれば、私が一番、熱があったのは、そういう国際舞台でリーダーシップを発揮して活躍する人材を育てることと、そういう環境をつくることでした。
現場で、後輩や部下を育て、上司を応援すること、プロジェクトを通じて社会をよりよくしていこうというお取引先の思いを聴くことが喜びでした。
社内外で何千人という人と接してきて、確信していることがあります。
それは、いい仕事をなさる方々は、例外なく、面白いと感じながら仕事をしている、ということ。
お取引先から案件に対する融資のご相談を伺っていても、それが上層部の命令だからかなのか、それともご本人が本当にそのプロジェクトに意義を感じているからなのかは、わかります。
そして、前者はだいたいどこかで頓挫するのですが、後者は難航しても進みます。もちろん全部がうまくいくわけではありませんが、そこで蒔いた種が、どこかで芽が出たりします。案件として何も残らなかったとしても、そこで熱く関わった人たちとの関係は続きます。
自分自身を振り返っても明らかです。
自分が社会に願っていることを自分からやっていこう、この会社の中から起こしていこう、と思えたときに、スイッチが入りました。アイディアがどんどん湧いてきました。会社と仕事がとても面白くなりました。私がこう思えたのは中堅になってからでしたけれども。
リーダーである皆さんの選択によって、沢山の人とお金が動きます。
リーダーである皆さんの在り方が、周囲の人たちに影響します。
だから、やっぱり思うのです。
リーダーであるあなたたちこそ、面白く生きてほしい、
満たされて、喜びから生きてほしい、
自分が意味を感じるもののために、自分も、人も、資源も、使ってほしい、と。
これからの日本をつくる人に
日本に、こんな人たちが増えていくといいなぁと願っています。
地球の一市民として、他国の人とも、楽しみながら、喜びから協働する人。
自分のフィールドを限定することなく、組織や業界、国を超えて、開かれてつながっていく人。
そのために、自分自身も学びつづける人。
そして、そんな面白い世界を周囲にも見せながら、組織も社会も変えていける人。
こんな方々、あるいは、そんな風になっていく方々に、関わりたいと思っています。
実際、これまでコーチさせて頂いたのは、そんな方々だったなと思います。
クライアントの方々が、これまで以上に、世界の中でリーダーシップを発揮していくことを楽しみにしています。
コーチとして独立を考えるようになったのは、私というリソースが使われる範囲を、一組織の中に止めるのではなく、自分が役に立てるかもしれないところで広く自分を使っていきたい、そして金融ではなく人に直接関わるという形で、という思いがあったからでした。
金融ではなく、コーチングとワークショップを通じて、と手段は変わりましたけれども、
日本人や日本企業が世界で活躍するのを応援したいという思いは、
大学卒業当時から、実はあまり変わっていないのかもしれません。
私もリーダーの一人として、喜びから生きたいと思います。
そして、あなたのリーダーシップの旅に伴走させて頂けることは、私の大きな喜びです。
ご連絡をお待ちしています。